約1年研修医やってわかってきたこと

主訴と症候が一番大事!

例えば、主訴:発熱で、髄膜炎、肺炎、虫垂炎、腹膜炎、尿路感染症、蜂窩織炎を鑑別する。

現病歴で、新しく出てきた症状と組み合わせて絞っていく、発熱+頭痛→髄膜炎s/o、発熱+咳嗽→肺炎s/o

診察し、必要そうな入院時所見を見ていく。
髄膜炎→頚部・神経学的所見、肺炎→胸部症状

答え合わせ、除外診断、入院経過みるため、必要そうな検査入れる。
発熱→採血3本・ガス、Xray→痰培養、尿定性→尿培養、胸腹部CT
肺炎→採血2本、Xray→痰培養、CT
入院時全例:胸部Xp、心電図

自論だが症候にはランクがあると思う。
①発熱、低血圧、意識障害などのバイタル系症候→あるとヤバい、その症候が起こっている原因をすべて調べる

②腹痛、胸痛、頭痛、嘔吐・嘔気、めまい、しびれなどの随伴症状系症候→バイタル系症候と合わせてある程度絞られる、見逃してはいけない疾患を探しに行く

③低Na血症、高K血症、高P-AMY、高HbA1cなどの検査値系症候→検査でわかる系は症候の原因の答え合わせ

①>②>③で探しに行く
腹痛主訴で来院ならまず、バイタル異常ないかチェック→問診、診察で隠れている症候を探す→検査で見逃してはいけない疾患の除外診断と答え合わせ

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