「ドーパミン中毒」
依存症の専門家の著作
「スマホ脳」のようなネット中毒についての本を期待して購入(表紙とアオリがネット中毒についての内容ぽかったから)
ネット中毒とか依存症を断ち切るためのTIPSとかは書いていなかった
内容は著者が見てきたあらゆる依存症の症例と依存症を脱するための自制、セルフバインディングの事例など
苦痛も快楽になりうる。苦痛から開放されたときに快楽が得られるからだ。水風呂などがこれに当たる
マスターベーションだけでは興奮しなくなり、ペニスに電気的刺激を与える中毒者の事例が面白かった。患者は自分でペニスに電気刺激を与える機械を自作し、依存症を断ち切るために機械を分解したが、数日経つとゴミ箱から部品を回収し、また組み立てていた。
あんまりおもしろくなかったから途中で読むのやめた
「22世紀の民主主義」
成田裕介著
まず、若者が選挙に行っても社会を変えることができないから選挙に行くなという出だしから始まる。いきなり民主主義否定してる。
資本主義と民主主義は相性が悪いというお話。資本主義は1人の天才のエネルギーで技術、社会が発展する。一方、民主主義はすべての人を平等に扱おうとする。民主主義では技術の発展より人々の平等に重きをおいた政策だ。相容れない。
ところでこの本の章の最初に問を投げかえてくるスタイルいいね。テーマがわかりやすい。知識って分からんことが出たときに覚えるのが一番頭に残るから。
金持ちや成功者は民主主義に辟易している。自分の富を再分配されるから仕方ないよね。
有権者の質によって一票の重みを変えようと言う提案。日本も昔は国税を15円以上収めている人しか選挙権がなかったとか。
民意をデータ化しイシューを抽出しアルゴリズムによって政策を行う、選挙とは別のアプローチ。その場合政治家はアイドル化する。かわいいやかっこいいからこの政治家に入れようといった選び方になる。なんならネコが政治家のかわりでもいい。
おもしろかった!読む価値あり
コメント
猫が政治家🐈